呼気NO濃度 (FeNO)は非侵襲的に測定が可能で、タイプ2気道炎症のバイオマーカーとして2013年に保険適応となった。FeNOは喘息診断だけではなく治療後の気道炎症モニタリングにも有用である。治療に関わらず高値で持続するタイプ2炎症は喘息の重症化と関連し、将来の増悪や呼吸機能低下のリスクが高くなる。喘息患者では健常者よりFeNOが高値であることが報告されて30年が経過したが、現在は炎症性気道疾患の診断や治療に直結する重要な臨床検査に位置付けられている。
総合東京病院 呼吸器疾患センター長
東海大学 名誉教授
山口大学 副学長
山口大学医学部附属病院 病院長
山口大学大学院 医学系研究科 呼吸器・感染症内科学講座 教授